メキシコシティのバスは、ポンコツだけど、とても便利! 運転は荒いけど親切なドライバー!

雨が降り出しました。

お決まりの時間19時です。

 

そして今日も心臓に悪い雷が鳴り響いています。

 

 

さて今日はメキシコシティのバスについて。

 

メキシコシティのバスは大きく分けて4タイプのバスが走っています。

 

大型バスはだいたい日本の路線バスと同じくらいの大きさです。

それからマイクロバスくらいの大きさのバスと、8人乗りのワゴン車と同じくらいのコンビと呼ばれているバスです。

 

主要道路ではバスが2~3台連なったメトロブスと呼ばれているバス、トロレーバスと呼ばれる電気を動力としたバスが走っています。

 

メトロブス専用レーンがあり、一般車が入れないようになっていますから、渋滞が多いメキシコシティでもメトロブスだけはスイスイです。

 

メトロブスは比較的新しい車両できれいですが、他のバスは日本でいうポンコツ車をもっとポンコツにしたバスが殆んどです。

 

 

 

メキシコの首都なんだからもう少しきれいなバスを走らせた方が良いと思うんですが、廃車寸前のきったないバスばかりです。


それに運転が荒い。

 

フロントガラスに大きなひびが入っていたり、窓ガラスに金属で傷つけられていたり、落書きされていたり、 椅子もドアもボロボロ。

 

何とも日本では考えられないほど汚い。

 

 

運転席のドアから乗って、後ろのドアから降りるんですが、ドアを閉めて走っているバスが半分、あとの半分は開けっ放しで走っています。

 

最初の頃は恐かったんですが、最近は慣れました。

いろんな事に慣れ過ぎて半分メキシコ人になっているんじゃないかと思います(笑)

 

そして信号待ちで止まると、人が乗ってきたり降りたりする時もあります。

ドアが開いているので自由ですね。

 

でもここで降りたら危ないな、と思うような所ではちゃんとドライバーさんがドアを閉めます。

 

 

優先席も2席くらいあり、お年寄りや赤ちゃん連れが座ります。

 

荷物がたくさんあったり、 ステップが高くてお年寄りが乗るのに苦労している時は、すかさず誰かが手を差し伸べて荷物を運んでくれたり、手を取ってくれたりします。

 

そして誰かが席を譲ってくれます。

 

 

さっきも書いたけど、本当に運転はとても荒いです。

 

やたらスピードを出すし、ブレーキは踏むし、ウィンカー出さずにレーン変更するし、 曲がるし、止まるし・・・乗っている人の事は全然考えていないと思われます。

 

ちゃんとつかまっていない人が悪い、転ぶ人が悪い、って感じでしょうか。

 

 

バス停があってないもんですから、当然アナウンスなどどいう洒落たものはありません。

 

自分がおりたいところで後方ドア付近のブザーを押します。

止まれない所以外はだいたいすぐ止まってくれます。

 

 

そうそう、時々道が混んでいるとドライバーの判断で勝手に路線変更して裏道に入ったりします(笑)

 


だからこの先ちょっと行ったところで降りたい、という人は裏道に入る手前で降りなければなりません。

最初の頃はちゃんと目的地までたどりつくかどうか気が気じゃありませんでしたが、これにも慣れました(笑)

 

 

 

 

ある日、友達と一緒にバスに乗った時の事。

 

「運転が荒いからちゃんとつかまってね」って忠告していたんですが、 ちょっと停車した時に手を放して鞄を持ち変えようとした瞬間、バスが動き出し後ろにひっくり返りそうになりました。


すかさず周りの人と座席に座っていた人が手を差し伸べて転ばないように支えてくれました。

 

そして、その座っていたおじさん、友達があまりによろよろするので、(手すりにつかまっていても) 「この子を立たせておくと危ないな」って思ったのでしょうか。

22、23歳の若い子に席を譲ってくれました(笑)

 

 

日本ってなんか親切にするのに勇気がいりますよね?


私だけかな?そういう風に思うのは?

 

なんかぎこちなくて、ごく自然に声をかけられなくて見て見ぬふりをしてしまったり・・・

 

 

世界一周してからちょっと変わったけどね。

 

何も悪いことしていないんだから、怖がることないじゃない、断られても平気じゃない、ってね。

 

 

メキシコシティのバスの運転が荒いと思っていましたが、カンクンでバスに乗ったらもっと荒い運転にビックリ!

 

 

高級リゾート地なんだから、もうちょっと乗客に気を付けてくれてもいいのに・・・

と思って乗っていました。