パーティーの時などに女性にお料理を取ってあげるメキシコの男性

メキシコではしょっちゅう立ち食いソバならぬ、立ち食いタコスを食べます。

 

ちょっとした内輪誕生日パーティーの時などは、トルティーヤと出来立てほやほやのお肉を山ほど買ってきて、テーブルの真ん中にドーーーンと置き、みんなで自分のお皿にトルティーヤと具材を取って食べます。

 

トルティーヤの上にお肉を置き、玉ねぎのみじん切り、シラントロ(別名

コリアンダーパクチー)、サルサ、それにレモンをギューっと絞ってガブリと食べます。

 

メキシコに来たての頃、立ち食いタコス屋に行ってトルティーヤの上の山盛りのお肉を見て「どうやって食べるの?絶対お肉がボロボロ落ちるし、大きすぎて口に入らない

・・・」と思いましたが、今ではガブリとかぶりついています。

う~~~ん・・・おいしい~~~~!!!

 

彼のお兄さんの誕生会に行った時、お兄さんは彼女を連れてきていました。

お兄さんは彼女の為にトルティーヤと具材を取り、食べやすいように作って彼女に渡していました。

彼女は彼の誕生日にもかかわらず、何もせずにそれを美味しそうに食べていました。

 

メキシコではパーティーの時など、女性が男性にお料理を取ってあげるのではなく、男性が取って来てくれたり、運んでくれたりすることが結構あるんですね。

 

ブッフェスタイルのようにたくさんお料理が並んでいる時は自分で見に行って取りますが、その時も一緒に行って彼女の持っているお皿に取ってあげたりします。

 

もちろんみんながみんなそうではありませんが、どうでしょう?!日本ではまず見ない光景ではないでしょうか?

 

今ではだいぶ少なくなったとは思いますが、女性が男性にビールを注いだりお料理を取り分けたりしていますよね?

お鍋の時など、特にそう感じるのは私だけでしょうか???

 

私は世界を旅して、好きなものを好きなだけ自分で取って食べる、一緒にいる人も、好きなものを好きなだけ取って食べればいい、と思うようになりました。

 

気遣いができるとか出来ないとかは、食べ物を取ってあげるとかあげないとかで決まるものではないと思います。