メキシコのレディファーストもかなりのもので、日本人がイメージしているレディファーストとは比べ物にならない

メキシコ人の彼と一緒に歩いてて思う事。

 

メキシコも他の国々と同じようにレディファーストです。

 

彼の後ろを歩くことは滅多にありません。ドアを開けてくれます。買い物した荷物はほとんど全部持ってくれます。

 

車道側を歩くのはいつも男性。道を渡る時は日本とは逆で『左見て、右見て、左見て』なので、左側にいるのが男性。 とにかく車が左から来れば左にいるし、右から来れば右に男性がいます。

 

始めのうちはなかなか慣れずにヒョコヒョコ彼の後ろにいたんですが、いつも前に追いやられます。 方向音痴の私には後ろをついて歩いた方が楽なんですけどね。

 

最近は慣れてきて堂々と彼の前を歩き、ドアを開けてもらい、閉めてもらい、車道側は歩かず、 バスから降りる時は彼が先に降りて手を取ってもらい、荷物は持ってもらいます。


母がメキシコに遊びに来た時、彼がいつも車道側を歩いている事に全然気がついていませんでした。

 

日本人女性はそういうことに慣れていないので、気が付かないのかもしれませんね。


私が銀行に勤めていた時、成績優秀な支店は賞を取ると本部の人を招いて祝賀会を開いていました。 支店長がトップでその下に次長が3人います。

 

ある祝賀会の時、支店長が一人の次長の話をしました。

 

「取引先の会社へ行く時など、彼と道を歩いていると、いつも彼は自分を気遣い車道側を歩いてくれる。 そんな細かい気遣いのできる彼だから、取引先にも色々気遣いができるんだろう。。。」 みたいな内容だったと思います。

 

会社の上下関係で次長は車道側を歩いていたんだと思いますが、その次長が奥さんを守って車道側を歩くかなぁ?と、 彼が車道側を歩く時、時々その話を思い出します。

 


そういえば、パソコン教室を開いていた時の生徒さんも、レディファーストについてこんなことを話してくれました。 ご主人の転勤でアメリカに住んでいた時の面白い話です。

 

ご主人と一緒にゴルフに行った時の事。

 

ご主人は奥さんのゴルフバッグも持たずに、奥さんの前をさっさと歩き、 ドアを開けて奥さんを待たずに自分だけ入ったところ、一緒に行った部下に耳元でこうささやかれたそうです。

 

「社長、ここは日本じゃなくアメリカですから、レディファーストでお願いします。」って・・・(笑)

 

まぁ、一昔前の事ではあるんですが、その後日本でレディファーストが進んだかと言えば、 まったく変わっていないんじゃないかな・・・と思いますが、いかがでしょうか?

 

 

 

今日も良い一日になりますように。