信号待ちをしている時、目の不自由な人が杖を頼りに片側二車線の道路を渡ってきたところ・・・

メキシコシティでのこと。

 

先日、赤信号でバスが止まった時、ふと外を見ると横断歩道のちょっと手前の所を渡って来る男性が見えました。

 

目が見えないようで、よろよろと杖を突きながら歩いてきます。身なりはあまりきれいじゃなく生活は大変そうな感じでした。

 

私はバスの窓側の座席に座ってみていたのですが、「赤信号で車が止まっているとはいえ危ないな・・・」 また片側3車線だったので、「信号が変わる前に渡り切れるかな・・・」と少し心配していました。

 

すると隣のレーンで信号待ちをしていた車の運転手が突然降りてきて、その男性の手を取り道を渡る手助けをしてくれたのです。

 

男性が渡り切る前に信号が変わってしまい、徐々に車が動き出しました。

 

ドライバーがいない車のレーンはもちろん動きません。

でもみんなクラクションも鳴らさず、ドライバーが戻るのをじっと待っていました。

 

 

毎回そんな優しさあふれる行動を見るたび、日本だったらどうするかなぁ・・・

 

わざわざ車から降りて助けてあげるかな?

 

目の見えない人に文句を言うかもしれないな・・・なんてね。

 

今日も良い一日になりますように。